鼻の病気

鼻炎に対するレーザー治療

鼻炎に対するレーザー治療

次のような方にお勧め
・アレルギー性鼻炎
・花粉症の症状がひどい方(鼻づまりが強い、鼻水が多い)
・薬が効きにくい方
・薬を服用できない方
・薬の副作用が出やすい方
(薬で体がだるくなったり、眠くなったりしやすい方)
・スギ花粉症の方は2月初旬までの治療をお勧めいたします。

レーザー手術とは?
炭酸ガスレーザーで鼻の粘膜を焼き、凝固させ縮める治療法です。

手術の方法は?
麻酔液を浸したガーゼを鼻の中に15〜20分程度入れた後に、鼻の粘膜にレーザーを奥まで照射します。
両鼻で10〜20分程度です。

術中・術後の痛みや出血は?
個人差がありますが、局所麻酔をしますので、術中の痛みはほとんど感じません。
出血もほとんどありませんが、術後に強く鼻をかむと血が混じることがあります。

術後の注意点は?
・鼻をかまない
・お風呂に長時間つからない
・お酒を控える

レーザー治療の効果は?
治療後1週間は鼻の粘膜が反応性に腫れます。そのため一時的に鼻づまりや鼻水が多くなることがあります。
しばらくの間それらの症状を抑える薬を使用していただくことがあります。
個人差がありますが約3〜4週間頃から効果が自覚されるようになり、1〜2年持続します。

アレルギー性鼻炎(花粉症など)

アレルギー性鼻炎(花粉症など)

アレルギー性鼻炎の主な症状としては、連続的に起こるくしゃみ・鼻水があります。スギ、ヒノキなどをアレルゲン(原因物質)とする季節性のものと、ダニ、ハウスダストなどをアレルゲンとする通年性のものがあります。 アレルギー性鼻炎の治療方法としましては、まずアレルギーの原因が何かということを調べて、生活習慣の改善など抗原回避を心掛けます。 また、抗アレルギー剤の内服、点鼻スプレーの併用などの薬物療法で症状を緩和します。 重症のものに対しては、凝固装置で鼻の粘膜を焼灼する手術的処置も有効な場合があります。

副鼻腔炎(ちくのう症)

副鼻腔炎(ちくのう症)

副鼻腔炎とは、いわゆる「蓄膿症」です。 鼻の鼻腔の周囲の骨に存在する空間である副鼻腔に炎症が起きる鼻の疾患です。 副鼻腔炎は、小児に発症することも多く、急性中耳炎や反復性中耳炎、滲出性中耳炎などの原因にもなります。 また、治療せずに放置していると慢性化、重症化して手術治療が必要になることもありますので、早めに受診し治療する事をお勧め致します。

鼻出血

鼻出血

鼻からの出血の多くは、鼻の入り口の内側からです。 止血方法は、まず外側から指で鼻全体を押さえてください。 綿球やティッシュなどを鼻に入れたうえから押さえても良いと思います。 座位で少しうつむき加減のほうがいいでしょう。 上を向いてしまいますと血を飲み込んでしまい気分が悪くなります。 下を向いて、口に流れた血は全て吐き出してください。 20~30分たってもとまらないようなら耳鼻咽喉科を受診して下さい。